ここ数日の記録

えと、どこまでだったかな。
赤ちゃんをつけたままKリンを病院に連れて行き、オキシトシンを注射したり、引っ張り出そうとしたりしたけど、胎盤は全く出てきそうにない。産道の入り口が炎症を起こしているというので、抗生物質が処方された。ということで、この時点で赤ちゃんの人工哺育が決定してしまった。戻ってきて、専門家と動物病院の先生に直接電話で話してもらい、産後24時間経っても胎盤が出ない場合はもう一度オキシトシンを打ってみて、それでもだめなら、翌日切開するしかないとのこと。それからはもうバタバタでした。Mさんたちに病院に行ってもらい、その間に赤ちゃんを迎える準備に追われる。この頃ちょうどばぶ2のお姉さまのうれしい知らせを聞いた。本当ならすぐにでも飛んで行って会いたいのだけど、今はとても無理だ。段ボールの部屋を整え、いろんなものを消毒し、温度、湿度を調節。結局、手術となり、赤ちゃんと引き離されて戻ってきた。その日から一日3交代でシフトを組み、赤ちゃんにミルクをあげる日々が始まった。
1時間おきくらいにミルクをあげながら、シフト表と仕事内容をまとめた文書を作り、環境を整えたりして、あっという間に朝になった。病院に同行したいが体がついていかない。とりあえずうちに帰って寝る。気になってなかなか眠れない。電話が何度か鳴って、その度になんだかどきっとした。なにか不安がずっとあって、それは現実になってしまった。朝、研究室を出る前に声をかけてなでてあげたのだけど、とても疲れていたもんね。よく頑張ったと思います。
晩からファミマで数人分のお弁当や飲み物などを買って大学へ。やれくしゃみをしただの、うんちが出ないだの、ミルクの時間だだの、赤ちゃんの一挙手一投足に大騒ぎ。これらの新米ママパパの悪戦苦闘の様子は全て記録されており、いつ誰が分析するのか知らないけど、きっと見応えがあるに違いない。12時間はつらい。子育てって大変。
当然のことながら、院演の準備なんて進むはずもなく、予定していた分析も実験計画も省いて、ささっと発表した。このところの完全昼夜逆転により、頭は働かず、どんな風にしゃべったかもあまり覚えていないが、とりあえず終わった。